尿療法のメリット/デメリット

ワンポイント

こんにちは、mzです。

飲尿療法とか、単語だけはご存じの方も多いでしょう。朝イチの自分のおしっこを飲むっていう民間療法のアレです。「科学的根拠はない」ってよく言われてますね。
スペインの方にはデカい瓶におしっこ詰めて数ヶ月置いてから飲む・・・というおそろしい御仁がいるらしい。(スペインの人皆がやってるわけじゃないよ!)その人によると尿を肌に触れさせるとかそのくらいでもなんだか効果があるらしい。しらんけど。

実際どうなの?

と気になってた時期がありまして、試しました

・味
しょっぱさの中に渋みが潜んでる。
慣れると出たぶん全部イケる、そこまで拒否感ない。ただ受け止める器の用意&扱いがちょっと問題ですね……

・成分
尿には通常摂取しがたい希少な栄養素が含まれている。なんでそんなものが排出されちゃうのかまでは知らぬが。
「科学的根拠はない」にこの栄養素も織り込み済み。あまりに微量だからたいして意味ねえよ、ということらしい。”らしい”が多くてすまんね。

私としてはそれより気になる成分がある。ビリルビンである。

ビリルビンとは

おしっこの色の成分といえばワカりやすかろうか。
人間の排泄物・分泌物には血液が深く関連してる。尿、便、汗、女性なら母乳なども。
ビリルビンは血液リサイクル後に残留する代謝物。赤血球の大部分を占めるヘモグロビンの構成物である。
いわば血中色素の搾りかすが尿に色を与えている。それゆえ尿の色の濃さがある種健康状態の指標となる。

要は黄色の色素だ。
本来排出されるソレを再び取り入れ続けたらどうなるか、想像はつくだろう。

黄疸

肝臓疾患などがない限り、あまり馴染みのないであろう黄疸。
そもそも黄疸とは、血液中のビリルビン濃度増加により皮膚その他へビリルビンの黄色が発現してしまう症状。

うん、私もあったのよ、実践してる間に。
実践開始から10日ほど経ってからですかね? 左ひざのやや内側あたり、黄色いシミのようなものができまして。(他の場所にもできてたかもわからんけど未確認)
原因は見当がついてた、ていうか尿療法実践するにあたって一番心配してたのがまさにコレ。ビリルビン過剰。
尿療法やめて数日様子見ると黄疸は消えておったそうな。
目に見えない場所でよかった。ひどいと眼球の白目が黄色くなったりするらしいからの。
そんなワケで今後は飲(や)るにしても継続せず不定期でやろうと心に誓いました。やるんかよ。

総評

以上を踏まえて尿療法のメリット・デメリットをまとめます。

メリット
・希少な栄養素がちょっぴり補える
・自己肯定感を得られる ※個人差があります
・起き抜けの渇いた喉を自然に潤せる

最後のは苦しいな。
あ、尿は空気に触れると雑菌が繁殖するから飲んだ後は喉も食器も水で洗い流しましょうね。

デメリット
・ウマくはないぞ
・毎日続けると黄疸が発生する
・世間体が気になる(バレるバレないにかかわらず)

体が黄色くなるぐらい構わんわい、っていうコアなユーザーもいらっしゃるかもしれません。

が! 万が一肝臓疾患で黄疸が発生するような状況に陥った際、尿療法で黄疸が日常化してると肝臓異常としてのサイン見逃しにつながります。
そもそも黄疸出るくらいのビリルビン濃度を保つって異常な状態ですから、長期継続で他に健康被害が現れないとも限りません。今回言及した以外にもメリット/デメリットはおそらくあるでしょう。
健康を目指すための手法ではあるものの、個人的にはほどほどがいいカナーと考えます。それでは皆様良い尿療法を!

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