大安と一粒万倍日

Twitterのトレンドに”一粒万倍日”とある。ひとつぶ ではない、いちりゅう である。
たった一粒植えた籾が万倍に実る……投資した資本がふくらむ、ひいては何か新しいことを始めるのに良い日と言われている。実る日であって田植えの日ではないと思うのだが、熟語の解釈ということだろう多分。

それと大安とが重なる本日9月28日。

トレンドを眺めると、どうやら半分ほどの人々はシンプルに縁起の良い日、
無条件でツキが上がる日ぐらいの軽い解釈をしてる。

愚かな、と思う。
籾を蒔いてもいないお前に何が起こるというのか。きっといいことあるぞ~、じゃあないんだよ。恥を知れ。

そも、仮に万人のツキが上がる日として。
誰かの幸運は誰かの不運と表裏一体。とすれば万人へ無条件に訪れる幸運など無いのだ。
棚ボタよろしく喜ぶ者どもが、真に幸運を掴んだ者のあおりを受けて不運と踊っちまうことも大いにある、いやそうなって然るべきであろう。

そもそも幸運などではない。努力の成果だ。大元のそこを勘違いされては困る。
さらに大安。大安で喜んでるような連中は他の六曜など気にしておらず大安の意味もワカってないに決まってる。
一応記しておくと大安は『鬼門が存在しない』『可もなく不可もない』程度の日でラッキー・デイではない。ラッキー度合いなら先勝の午前中のが勝つ。

もっと根源的な話をすると、一粒万倍日が迷信であり、六曜の信憑性もまた怪しい。
私もポジティブシンキングを是とするところの人間だが、間違った解釈のもとポジティブを発揮するのはやりすぎと感じる。しかしそうした人々に事実を伝えるのは水を差すことにしかならず何も生まない。
もしあなたの周囲にそのような人がいても、あえて間違いを正さずいるのが親切なのかもしれない。

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