絶命奥義の恐怖

no image 日記

サムライスピリッツというゲームをご存じだろうか。

1980年代末、ストリートファイターⅡが火付け役となった格闘ゲームブーム。カプコンとSNKおりなす二大巨塔、その後者が打ち出したタイトルである。現在に至るまでシリーズ作品が出続けており、先頃9月に3Dものらしき新作が発表されたばかり。(参照

格闘ゲームであるからには流血表現などあっても納得できよう。
だがこのサムライスピリッツシリーズは頭ひとつ飛び抜けた残虐表現で知られている。余所が殴りあってるところコチラは刃傷沙汰してるのだから当然と言えば当然である。
まず流血量が他格ゲーの比ではない。刃傷沙汰してるのだから(ry
決着がつくと、負けたキャラが吹っ飛ぶのはよくある演出。サムスピはこの際、盛大に鮮血が噴き出し、あるいは体の上下がまっぷたつになったり、時には首が飛ぶ。2本目を取る(取られる)際は残虐行為を覚悟せねばならない。

私が当時まともにプレイした記憶があるのは3作目の斬紅郎無双剣までなのだが……

恐怖のはじまり

私ことmzは日常的に動画投稿してる。表示確認として、時に自分の動画を再生することがある。最近だとハッシュタグの確認とか。
すると関連動画に色々とゲーム関連の、といってもタワーディフェンス系とはおよそ関わりのない動画が連なる。そのなかに並んだとある動画が私と絶命奥義の出会いだった。

絶命奥義の実装されたサムライスピリッツ零Specialは、馴染みある2D作品としての5作目、3D含めると7作目であるサムライスピリッツ零の調整版。なのだが絶命奥義の有無が違うだけでももはや8作目として扱っていいんじゃないかと思う。

絶命奥義の演出

で、絶命奥義。
読んで字のごとく、相手はしぬ。ので発動条件がそこそこ厳しい様子。ガード可能。命中すると独特のBGMに変わって絶命まで自動進行。

使用キャラごとにバリエーション豊かな死に様が用意されている。
胴体切断はまだ視覚的にやさしい(?)ほうで、横でなく縦にまっぷたつパターンが存在する。前述通り首は飛ぶし灰になるまで燃え尽きるし、H×Hのキルアよろしく心臓をもぎ取るなんてのもあったはず。

なかでも私の脳髄に焼き付いて離れないのが妖怪腐れ外道。名前からもうキャッチーすぎる。
餓鬼のようなナリをしており、人間キャラ3人分以上あろうデカさ。飛び出た腕の骨を得物に戦う。
彼の絶命奥義は、相手を食べちゃう。男女不問。性的に、ではなくて捕食。
相手キャラがすっかり腹へ収まったあと残りカスをプッと吐き出す。頭蓋骨だったり、服の一部だったり。覇王丸は前者、ミナのときは後者だった。

最も記憶に残ってるのがそのミナが食われるシーン。これはもうトラウマに近いものではあるまいか。
ミナは特に、妖怪腐れ外道の腹の中へもりもりおさまり最期の断末魔が

「おかあさあぁぁぁぁぁぁん!!」

であることも悲哀を誘う。
本作のヒロインと位置付けられた女の子が無残にも生きたまま食われ、命の最期に母を叫ぶ。リョナ属性持ちの人はこれで喜ぶのだろうか。
ミナが食われ、妖怪腐れ外道が水着っぽい衣服をプッと吹いてごちそうさまのあと、ミナにくっついてたチャンプル(マスコット的な存在)がうわーんと泣いて決着。8,000万くらいの圧倒的残虐パワー。
しかし一方で思うのが、「そっち(チャンプル)は食わんのかい!」と。あのサイズだと足しにもならんのでしょうね。

逆にナコルルなんかはひかえめ演出。女の子だもん。
でも相手はきっちりしぬ。絶命奥義ですから。
戦闘後の

大自然の……おしおきです……。

に思う。大自然スパルタすぎひん?

まとめ

好奇心は猫を殺す。うっかり覗いた絶命奥義で猫派のmzは心が一部死んだかもワカりません。
全面文字だけでお送りしているのでピンとこない人はぜひ「絶命奥義」で検索してみよう。犬派なら大丈夫!

追記

まともにプレイした記憶はないが、ミナをプレイヤーキャラとして使った記憶あり、調べたら零がミナ初登場ということで一応遊んだことはあるようです。おそらく高校時代に友達とゲーセン行ってワンコイン遊んだ程度と思われます。

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