OCビギナーにも多分わかるマイニング効率化の話

こんにちは、mzです。マイニング初心者じゃよ。
前の記事でもアレコレ書いたけど、新たにわかってきたことをまとめるよ。

前提

・nicehash
・Geforce RTX3080
・OCTuneの一応の使い方くらいはワカる

こんな人向きの記事です

・Alternative method for overclockingってなんや!
 ふつうのOverclockingとどっちがええんや!
・VRAMの発熱ッ、私気になります!

1.ノーマルOverclockingとAlternativeの違い

長いのでAlternativeほにゃららは以降Altと表記します。

・Core clock
実際両方使った人にはすぐわかるが・・・
OCTune画面左側のOverclockingを使ってもCore clockは固定されず変動する。
一方、画面右側のAltを使うとCore clock固定

・Power limit
Overclockingでは指定した限界値を基準として(超えることもある)消費電力が決定される。ギリギリ以上の設定をするとerrが多発。
Altでは他の設定値をもとに自動でうまいことやってくれる。電力不足で飢えてエラー吐くことにはならない、はず。

効率化においては『Core clockが固定か否か』がどうやら重要らしい。
ふにゃふにゃ設定動かしてたら余分なエネルギー使ってる感はある。わからんでもない。

AltのEfficientyが圧倒的に高いんである。

実際の差はOverclockingとAltの両方で、おおむね同じ条件になるよう設定して確認をどうぞ。Core clockがふにゃふにゃするから完全な比較はできないけどな。
というわけで効率化を図るならAlt一択なのだった。手動派mz無念の敗退。(前回記事参照)
あとふにゃふにゃしなくなるとハッシュレートのブレが抑えられます。history statの波が小さくなり、ある程度収益予想も立てやすくなる。まあ普通に期間別平均値出してくれますがな。

2.VRAM過熱対策

RTX30シリーズなどをフツーにnicehash側の自動OC設定で走らせると余裕で96℃とかになるVRAM。
ネットの海を漁っても「VRAMの適温どこ? ここ?」についての情報が乏しい。一応GPU全般的なハナシとしてあるにはあるけどVRAMに特定するとわからんちん。しかし90℃台は明らかにマズいやろ。

mz個人の見解として、86℃くらいならまあ妥協できるレベル。欲を言えば84℃まで下げたい。いや下げたいといえば70℃台前半まで下げたいがそこはもう速度と引き換えにどこまでやっていいと思えるかの問題。

基本、熱が発生するのは無駄が多いってことだ。スピード追求すれば無駄は多くなる傾向にある、と思う。効率化は熱対策にも効果的、というわけです。
そんなわけで下記は設定を落として熱も落としていく作業の記録。Autotune(Efficiency)を使ってメモリクロック50刻みで最適なコアクロックを探り、Eff400台維持とVRAM84℃を目指します――

室温:25℃ ※AMPページではデザインが崩れます

Core clock
Memory clock
900
9001
VRAM86℃安定
900
8951
915
8901
885
8851
ここからEff405割りがち
885
8801
VRAM84℃が見えてくる
870
8751
870
8701
885
8651
VRAM84℃安定!

目標達成。
84℃設定でSpeed 80.5前後・Power real 200未満・Effはなんやかんや405以上のことが多いです。調査中はよく割れてたんですがね。なおハッシュレートは相場で変動するため参考にならんから書きません。
あくまでうちの環境でこうだったということで、単純に同じRTX3080だからって理由で同じ結果が出るとは限りません。起動中のプログラムなどにも大きく影響されますゆえ。「効率出ないけど温度は下がってるよ?」てのは他へパワー持ってかれてる典型的な状態と思われます。
とはいえオイシイところを押さえた設定なのは間違いないでしょう。Autotuneの結果だし。ただmin~maxをさほど広くとってるワケじゃない(以前広すぎて大失敗した)から、ひょっとしたら更にオイシイところを逃してる可能性はゼロではない。

もっと低温目指すんじゃい! という猛者は上の数値を基準に下げてってみるといいよ。

警鐘

寿命とか考えず常時VRAM90℃台後半でブン回す選択肢もあるわけですが、うちのように常時PC使う生活スタイルの人には非推奨。(うちなぞそもそもが「空いてるGPU活かそう」でマイニング始めたゆえ)
全力ぶん回しで外部の冷却手段に頼るのもおすすめしません。外からいくら冷やしてもVRAM本体に苛烈な熱=ダメージが生じるのは変わらんわけだし。

「保証期間内だ、壊れても構うもんかい! ヒャッハー!」
みたいのもやめときましょう。人として。(自戒)

実際やってみてどうよ?

適温についてはなんとも言えんけど、少なくとも96℃出てた頃のおぼろげな不安……熱原因でハッシュレートが落ちるんじゃないかとかそういうのがなくなり、精神衛生上非常によろしいです。
Speedは全力から10程度落ちるけどハッシュレートに大差ない。相場の影響がでかすぎてそこまで気にならない。$50,000割ってる現状で0.0003BTC/d超えてりゃ満足だよあたしゃ。

結論

Alternative method使え!

発熱はイイ感じに抑えとけ!

以上になります。

追記

ずーっと84℃設定で回してたら82℃まで下がってました。下の方から登ってけば正確に把握できたものを、ぐぬぬ。
というわけで84℃目指すならもーちょい速度優先してもいいよ。でもそのあたり室温によりけりかと。
もしhw errが発生するようならCore clockをちょっとずつ下げて様子見るといいよ。効率も大事、安定もまた大事。

さらに追記

21/06/19現在。BTC3万ドル割りを試す下落後、ハッシュレートもすっかり下がった。思えば新PC導入する前の祭りが最後の灯だった。
電気代の回収くらいはまあ余裕だが、それもBTCレート次第のこと。
ETHも相当落ち込んでる。将来性はあるはずなんだが。
今からマイニング始めようって人がいたらおすすめしません。初期投資額ぶんの馬鹿を見ることになる可能性がある。他人事だからやりたいようにやってくれたらいんだけどさ。