キーボードのEnterキーが戻らなくなった話

日記

まず、うちはPC使いである。
源流をたどれば若い自分がプログラマを志してたからなのだが、給与未払が数か月続いて「こりゃムリだ」と辞めた。(自分語り

現在のキーボードは左上にiBUFFALOと記された安物のウォッシャブルキーボード。
ずいぶん長いこと洗ってないな、てんでゆうべ寝る前に流水洗浄した。

とまあ扱いが適当である。あとデジタル時計が1時間以上狂ってるのに今朝気づいたもので、果たして目算通り7時間乾燥できてたのかも謎。

ウォッシャブルキーボードについて知らない人のためにどんなものか軽く解説する。
まあ上記通り流水でジャーッと洗うだけ、洗剤等の使用NG。
水の流れ的に、濡らしたあとはひっくり返さないほうがよろしい。キーの接触部分が濡れてはいけない。コネクタ部分への水も厳禁、コード根元なども回避すべき。
水だけじゃたいしてきれいにならないじゃん、という向きの人もいるかもしれない。それなりに正しい意見だと思う。しかしやれるとやれないでは雲泥の差だ。
カバーをかけてないとキーの隙間からいろんなゴミが混入するわけだが、これを流水で寄せることができる。残念ながら水だけでそれらゴミが排出はされない。でも寄せるだけでも取りやすくなって非常によい。
寝起きの人の口内がトイレに喩えられるように、キーボードもしばしばトイレに喩えられる。てのを考えたら流水の重要性も理解できるのではあるまいか。

掃除開始。しかし……

今朝は9時に起き、まだキーボード使うには早いぞと。(といっても例の時計の狂いがあったので不確か)
ベランダの植物に水をやり、米を研ぎ、キーボード掃除へ。洗っただけでは終わらんよ。
流水で寄せてあるキーボード内のゴミを、細い棒を突っ込み掻き取る――もっと丈夫なものが望ましいが爪楊枝使用。
大体ホコリと毛髪。というか毛髪。
キーの隙間から爪楊枝突っ込み、さらに横一直線にガーッとなぞる。ひっかけたゴミを突き当たりで壁使ってキーボードの外へ。こういう作業、わりと好きなmzです。

で、あるときタイトルの事象が発生。メインのでかいEnterキーが戻らない。テンキーじゃないフルキーの方。
一瞬でも「新しいキーボード買うか?」と考えた自分を、今は恥じる。
以前なにかで見知った気はする……するのだがたいして詳しいワケでもないから、一丁Enterキー外すことにして爪楊枝の尻側でぐいぐい押し上げる。
無事キーが外れると、なんだろう、コの字状の丈夫な針金が目を引く。コの字の縦線のが長いやつ、横線2本の先端から内側へ短く曲がり引っ掛かり部分、ツメのようなものを形成してる。写真ナシで伝わるだろうか。なんで撮る前にハメちゃったのよ。
このツメ部分がキーボード本体側(キー押した際の接触部分の下側?)でひっかかり、押したら戻るバネの役割をしているのだ。スプリングじゃないのね。
戻らなくなったEnter、要は爪楊枝でゴソゴソ掃除するどさくさでEnterキーのツメ部分が外れてしまっただけのこと。すぐ直せた。ツメを挿入するちっさい穴があるのかと思ったらさにあらず、横からスライドして接触部分の根っこへツメ納めておく感じ。
こんな説明で伝わるとも思えぬが、実際見るとそんな感じだから仕方ない。

最後に

昨今携帯端末でもキーボードを使う人がいるかと思う。が、そうした人はキーボード水洗いなどせず、キーが戻らなくなったら新しいのを買ってしまうだろう。(偏見
プラスチックごみの増加が懸念される昨今、ものを大切に使いたい。もしキーが戻らなくなっても慌てず修復を試みてほしい。案外カンタン。
もっともウチのようにキーへ強く接触しないにも関わらず戻らなくなった場合、経年劣化と考えるべきか。

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